今回は、千葉県茂原市を中心に千葉県内で出店している「おやつ処まるさん」(キッチンカー)に取材に行ってきました。こちらのたい焼きは、小麦を使用しないグルテンフリーの米粉生地だそうで、売り切れる事も多いと聞きつけ取材に行ってきました
パン屋の技術を受け継いだ鯛焼き—38年間愛された『マルサンベーカリー』

千葉県茂原市で38年間、地元の方々に愛されたパン屋「マルサンベーカリー」の娘さんだそうです。このお店は、茂原市で浸水被害に遭い、閉店を余儀なくされたそうです。
この鯛焼きには、パン屋の熟練した技術が込められていて、鯛焼きの生地は、パン作りの経験をもとに、「マルサンベーカリー」の店主が厳選した素材と独自の製法で監修したそうです。そのため、外はパリッとした食感、中はもっちりとした柔らかさが絶妙に融合した米粉の鯛焼きに仕上がっています。
キッチンカーでの営業は2024年の2月からスタート


メニューには粒あん、カスタード、ハムマヨなどがあります。そのほかにも、店主の気まぐれメニューがございます。この日は「桜あん」が気まぐれメニューとして用意されていました。

飲み物には、小豆茶やオーガニック玄米コーヒーがあり、無添加、ノンカフェインなど、身体に優しいものを取り揃えています。

期間限定で甜茶(てんちゃ)も提供されているそうです。甜茶には甘みが自然に含まれているため、砂糖を加える必要がなく、カロリーを気にする人にも嬉しいお茶です。お店では、このように身体に良いものを厳選して取り揃えており、健康志向の方にはぴったりのラインナップです。手間のかかる食材やお茶は自分で準備するのが大変ですが、こうしたお店で気軽に手に入るのは本当に助かりますね。

有機玄米珈琲を初めて飲みました。飲んでみると、一般的な珈琲の味とは異なり、玄米茶に近く、ほのかに珈琲の風味を感じる味でした。玄米には、ミネラルやビタミン、そして食物繊維も含まれているそうです。
見た目もかわいい!まーんまるのたい焼き


中を開けてみると粒あんがびっしり入っています。食べてみると、皮がもっちりしていてとても食べ応えがあります。中の小豆はほどよい甘さでとても美味しいです。有機肥料で育てた小豆を使用したあんこだそうで、これなら子供からご年配の方まで美味しく頂けそうです。

こちらの鯛焼きも同様に、今にも飛び出してきそうなボリュームがあります。食べてみると、非常にクリーミーで、とても美味しい!生地と甘みのバランスが絶妙に取れており、さすがの一品です。米粉を使ったカスタードクリーム入りの鯛焼きは非常に珍しく、一度試す価値があります。聞くところによると、この鯛焼きにはオーガニックのバニラビーンズが使用されており、身体に優しい仕上がりになっているそうです。



お子さん連れのお客様にも快適に過ごしていただけるよう、さまざまな工夫をしていました。タイミングによっては少しお待ちいただく場合もあります。その際にお子さんが退屈してしまわないよう、おもちゃや、さっと楽しめるクイズをご用意しているそうです。
この配慮は、店主自身が子育て中であることから、親御さんの気持ちに寄り添ったサービスの提供を心掛けているためだそうです。「キッチンカーは固定の店舗ではありませんが、家族みんなが笑顔で過ごせるような空間を提供することを目指しています。」とのこと。
たい焼き歴史を調べてみた

たい焼きは、明治時代後期に誕生した日本を代表する和菓子です。「今川焼き」からヒントを得て、たい焼きが生まれたと言われています。たい焼きの形が鯛の魚である理由は、鯛が「めでたい」や「祝い事」の象徴として日本文化に深く根付いているためです。そのため、縁起が良いとされる鯛の形をした菓子は人気を集めました。
このように、たい焼きは日本の和菓子の中で独自の魅力を持ち続けているのですね。

店主さんによると「体に優しいおやつ」を目指し、添加物を極力使用しないよう心がけているそうです。鯛の形に模した理由は、「めでたい」という縁起の良さにちなんでおり、まんまるの形には「ご縁(円)を大切にしたい」という思いが込められているそうです。さらに「いつかはキッチンカーではなく、店舗を持ちたい」という夢も語ってくれました
出店スケジュールはインスタグラムで確認できます。ぜひ皆さんも一度お試しください。
この記事が皆さんと、まるさんとのご縁につながりますように。